青森県下北半島に旅行してきました。その報告です😃
なぜ今、下北半島なのか⁉️行きたかったから❗️(笑)何かが今回は下北半島だと囁くのですよ……。涼しい方面に行きたかったのかも。
旅行のメインは恐山です。約10年ほど前に行ったことがあります。恐山=イタコのイメージですが、恐山は、大祭のときにイタコに小屋の場所を貸してるだけだそうで。昔の伝統職みたいだったイタコも最近は高齢化で引退が多く、10年前にはたしか8名、今では若めの3名しかいないそうです❗️10年前には、恐山に行ったとき(大祭の、やはり少し前)、一軒だけイタコさんの小屋が出ていましたね。(たしかに何か別格能力のありそうな、雰囲気のある方でしたね)
イタコさんは(基本は盲目の人)、死者を降臨させて会話をできるという。信じるか信じないかはともかく、本当かなんて暴こうとするのはナンセンスなんだと思います。
死んだ人と対話したい、その気持ちが恐山信仰の基本。怪奇特集でよく、オドロオドロのイメージで、行ったら霊が付いてきたみたいな話がされますが、それも恐山の本来の姿ではなく、勝手に作られたイメージかと……。恐山は、そもそもその恐ろしげな名前も湖の「ウソリ湖」(アイヌ語)の語呂から来てるらしいし、死者を供養し追悼する場所なのです……。
めぐりながら、参拝者自身も地獄極楽をめぐり、亡くなった人の冥福を祈るとともに、自分の精神的生まれ変わりを体験する場所。
↓麓の「むつ市」から、恐山のある方向。
まず「三途の川」を渡ります。(黒いマークは、カメラのフラッシュか何かが入ったので塗りつぶしたものです)
本堂、地蔵堂を参拝して……。恐山は、(うまく説明できませんけど💦)お地蔵様がまつられてるんですよね、冥界で救ってくださるという……。
広い敷地をめぐりますが、至るところに硫黄や蒸気吹き出している、荒涼とした景観……が、冥界めぐりを思わせるのです。
賽の河原。おびただしい石積み。死者を思って自分も積みます。
草履や手拭いは冥土の旅に持たせたものがそろそろくたびれていないかと、新しいものを持たせる意味で供えられます。
死者に持たせればよかったというものを追加する意味で持参できるお堂も。定期的におたきあげしてくれます。
地獄をめぐったあとに開けるのが、極楽。
「極楽浜」。私はここがとても好きなんです❗️波もほぼ立たない湖は青く美しく、本当に極楽の向こうの亡き人に対峙している気持ちになるんですよね……。(湖は強酸性、触ってはだめ💦)
浜辺には、花が何本も立てられています。これは、死者を思って参拝者が持参したもの……。東日本大震災の死者の供養塔もあります。
さて、胎内めぐりをして、現世の世界に戻ります。足元に、硫黄分の多いところの苔と、この草は「来世も亡き人と縁が結ばれますように」と、結んでいかれるんですって。
「な、なら私も結ぶっっ❗️💨💨」って結んで来ました❗️😄💦去年亡くなった愛猫と、また会えますように‼️いえ、その先代も、その先々代も、現世で縁のあった相手みんなと‼️(来世忙しいな……💧)
人だけでなく、ね、猫もいいですかねー?😅💦添乗員さんは「妹の犬が亡くなったんで感慨が」って、犬かいっ。(笑)😄💦
さて、境内では、参拝者が自由に入れる浴場もあるんですよ😃熱めの硫黄泉でとてもすっきりします🌼(手足顔だけ浴びてきました)なお、モダンで綺麗な宿坊もあります☝️
ともかく、死者を想う、参拝者の切な気持ちの方をひしひしと感じて、帰り道涙が滲むようでした。霊感体質?感受性が強いんでしょうかね。……恐山は、残された人の思いが救われる場所なのです……。